マンションを売却するなら、事前に相場価格を知っておくことが大切です。相場価格を知るには不動産会社による査定を利用することがおすすめです。
査定サービスはさまざまあるため、方法ごとの違いを知っておくと、より活用しやすくなります。査定サービスを上手に活用し、マンションの相場価格を把握して、好条件での売却を目指しましょう。
マンションの査定を全般的に知りたい方は、「マンション査定の成功法を解説!おすすめの査定方法や流れを知ろう」の記事をご覧ください。
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不動産をどうするか迷っている方は、まず査定をして価格を知りましょう。査定するなら一括査定サイトのイエウールがおすすめ。完全無料で複数の会社に査定をしてもらうことができます。
マンションの価格は一括査定で相場チェック
マンションを売却したいなら、一括査定を利用して相場価格を判断することがおすすめです。査定サービスの中でも一括査定は便利であり、利用することでスムーズな売却活動が可能になります。一括査定の特徴やサービスの選び方を知り、自分に合った方法でマンションの査定を行いましょう。
マンションの価格は不動産会社でバラつきがある
そもそも一括査定で複数社から査定結果を受け取ったほうがよいのは、不動産会社によって提示する査定額が異なるからです。不動産会社によって査定時の評価の方法は異なり、価格に大きな差が出ることも少なくありません。
場合によっては100万円以上の差が出ることもあり、相場価格がわからなくなってしまうこともあるでしょう。そもそも不動産の価値は流動的であるため、変動する価格で相場を知るには、できるだけ多くの情報を持っておくことがおすすめです。
査定結果の比較に一括査定サイトが便利
マンションの相場価格を知るには、査定結果を比較することがおすすめであり、これを行うには一括査定が適しています。一括査定なら物件情報を一度登録することで、複数社からの査定を受けられます。
不動産会社ごとに査定額に差がありますが、それぞれを比較することで適切な相場価格を判断できるでしょう。査定は不動産会社ごとに依頼することも可能ですが、1社ずつ査定をしてもらうのは時間がかかります。一括査定なら効率的に複数社から査定を受けられるため、相場価格をスムーズに見極めやすいでしょう。
利用する一括査定サイトの選び方
不動産の一括査定サイトは多数あるため、どのサービスを利用するか選ぶ必要があります。利用するサイトを選ぶ際には、次のポイントを踏まえるとよいでしょう。
- 対象エリアの広さ
- 登録している不動産会社の数
- 同時に査定依頼を出せる数
サイトによっては都市部のみに対応しており、地方は非対応ということもあります。不動産の所在地によっては利用できないサービスもあるため、全国対応している一括査定サイトを選ぶとよいでしょう。
より多くの選択肢から不動産会社を選ぶことも大切であるため、何社登録しているかもチェックしておく必要があります。登録数が少ないサイトを利用すると、自分に合った不動産会社が見つけられない可能性もあります。
効率的に査定を行うには、同時に何件の不動産会社に査定を依頼できるかも重要です。査定から相場価格を判断するには、最低でも3社以上の結果を参考にしたいため、これを目安に同時査定数を確認しておきましょう。
イエウールがマンション査定のおすすめ
マンションの一括査定なら、イエウールがおすすめです。イエウールは全国に対応しているため、幅広いエリアで一括査定を受けられます。また、登録している不動産会社は1,600社以上と多く、豊富な選択肢から選べる点も魅力でしょう。
イエウールでは一度の登録で、最大6社からの査定を受けられます。1分程度の登録で簡単に利用でき、また無料で使えるサービスのため、おすすめ度は高いです。
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5つの査定ポイントでマンションの価格は決まる
マンションの価格を査定する際には、次の5つのポイントが参考にされます。
- マンションの立地
- 築年数や構造などのマンション自体の品質
- 売却する部屋の状態や日当たり
- マンションの共有部分の設備
- どこの会社が施工や販売をしているか
不動産会社はこれらのポイントから価格を評価しており、査定額を算出しています。
マンションの立地
不動産の立地は価格を決めるうえで重要なポイントであり、好立地にあるマンションほど、高額査定がつきやすいです。立地を評価する際には、特に次の点がチェックされています。
- 主要交通機関からの距離
- スーパーやコンビニなどの買い物施設の有無
- 病院などの公共施設の有無
駅から近くアクセスのよい場所ほど、高額査定がつきやすいです。特に各方面への接続がよい駅や、人が集まるターミナル駅の周辺は、査定額も高くなりやすいでしょう。生活に便利であることは重要なポイントであり、スーパーやコンビニなどが近くにあり、買い物がしやすいほど高額査定になりやすいです。
また、病院や学校など、公共施設が近くにあると生活に便利であるため、これらも査定時の評価に含まれると考えましょう。
築年数や構造などのマンション自体の品質
マンションの品質は査定でチェックされており、築年数や構造が評価の対象となります。築年数は新しいほど評価が高く、古い物件はそれだけで評価が下がりいやすいと考えましょう。また、耐震構造や耐久性の高い構造ほど、査定時に高く評価されます。
耐震性の高い造りや耐震工事がなされている場合は、高額査定が期待しやすいでしょう。建物構造では耐久性が高い鉄骨鉄筋コンクリートや鉄筋コンクリート造が高評価になりやすいです。
売却する部屋の状態や日当たり
マンションの場合は部屋の状態や日当たりも、査定の評価に含まれます。部屋がきれいであるか、壁や床に傷がないかなどはもちろん、間取りも評価されています。また、日当たりがよいほど査定の評価は高くなり、南向きに大きな窓があり、採光がよい環境だと査定額も上がりやすいでしょう。
マンションは高層階のほうが査定が高くなる傾向にあり、同じ間取りで同じ方角の部屋でも、階層の違いで査定額が上下する点も覚えておく必要があります。
マンションの共有部分の設備
マンションは所有している部屋の専有部分と、住民全員が使える共用部分にわかれており、この設備も査定時にはチェックされています。共用部分の設備が充実しているほど、査定額は高くなりやすいです。査定時に評価されやすい設備としては、次のものがあげられます。
- オートロックや監視カメラなど防犯性に関するもの
- 休憩スペースやラウンジ
- ゲストルーム
- 駐車場
- 宅配ボックス
また、共用部分がきれいであるかどうかも重要であり、きちんとメンテナンスがされており、故障箇所がないマンションほど、査定額は上がりやすいです。
どこの会社が施工や販売をしているか
そのマンションの施工を手がけた工務店や販売会社によっても、査定額は変わります。施工会社や販売会社の信頼度が高いと、住宅設備に不具合が出る可能性が減り、査定額は高くなりやすいです。
また、アフターサービスが充実している場合は、さまざまな補償が受けられるため、これによっても査定額の向上は見込めるでしょう。工務店や販売会社は購入時にチェックしておく必要があり、マンションを買う際には売却も視野に入れておくことがおすすめです。
マンションの価格は2種類の方法で査定
マンションの査定方法は、簡易査定と訪問査定の2つがあります。それぞれで特徴が異なるため、場合によって使い分けることがおすすめです。これらを上手に活用するためにも、簡易査定と訪問査定それぞれのメリットとデメリットを把握しておきましょう。
価格が手軽にわかる簡易査定
ネット上で利用できる一括査定は、簡易査定に含まれます。簡易査定は机上査定と呼ばれることもあり、物件のデータのみで査定額を算出できる点が大きな特徴です。
メリット |
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デメリット |
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メリットは無料、かつ手軽に利用できる点があげられます。簡易査定は登録している不動産会社から紹介料として報酬を受け取っているため、ユーザーには費用が発生しない仕組みです。また、情報を一度登録すると、複数社からの査定をまとめて受け取れる点もメリットでしょう。
デメリットは物件のデータのみで査定を行うため、正確な査定額が算出できるとは限らない点です。また、不動産会社の担当者とは顔を合わせずに査定を行うため、その業者が信頼できるかどうか見極めが難しい点も、デメリットの1つでしょう。
マンションの価格が高精度でわかる訪問査定
実際にマンションに不動産会社の担当者が来て査定を行うことが、訪問査定の特徴です。
メリット |
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デメリット |
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メリットは詳細な査定額がわかることであり、実際に不動産会社の担当者と会うことで、その業者が信頼できるか見極めやすい点もあげられます。訪問査定ではマンションの内装や外装、共用部分の設備や周辺環境なども査定の根拠に入れるため、簡易査定よりも提示される金額は正確でしょう。
また、不動産会社の担当者に売却の相談もできるため、マンションを売りたいという気持ちが固まっている人の利用がおすすめです。
デメリットは簡易査定よりも時間がかかりやすく、複数社への依頼が難しい点にあります。訪問査定は事前に準備する書類がいくつかあり、査定日には立ち会いが必要です。立ち会い時間は30分から1時間程度が一般的でしょう。
また、利用する不動産会社やマンションの所在地によっては、出張費を請求されることもあります。これは利用先によって異なるため、査定が無料かどうかだけではなく、出張費の有無もチェックしておきましょう。
簡易査定と訪問査定の使い分け方
簡易査定と訪問査定にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、目的や状況に合わせて使い分けをしましょう。簡易査定はある程度の査定額を算出できるため、マンションの相場価格を調べたい場合に効果的です。
また、査定額を参考にして、訪問査定をしてもらう不動産会社を調べるときにも使えるでしょう。訪問査定は時間がかかりやすいため、マンションの売却意思が決まり、詳細な査定額を調べたい場合におすすめです。
基本的な流れとしては簡易査定を行ってから訪問査定へと進むため、売却活動をこれから始めるなら、まずは簡易査定をしてみるとよいでしょう。
マンションの価格の査定をするときの注意点
マンションの価格査定を上手に活用するには、次の4つの点に注意しましょう。
- 査定価格と売却できる価格は違う
- 訪問査定は申し込み前に準備すべき
- 査定後のしつこい営業電話は断るべき
- 価格を証拠資料として使うなら有料の査定をすべき
これらのポイントを守ることで、売却活動はスムーズに進めやすくなります。
査定価格と売却できる価格は違う
不動産売却の際にはさまざまな価格があり、査定価格はその1つです。査定価格と売り出し価格、成約価格はそれぞれ異なります。これらを混同しないようにしましょう。
価格の種類 | 特徴 |
査定価格 | 査定時に算出される参考価格 |
売り出し価格 | 物件を売り出す際に設定する価格 |
成約価格 | 契約時に決定する価格 |
査定価格は査定評価に基づいて算出される参考価格であり、3カ月程度で売却できる金額を目安にしています。対して売り出し価格は、実際に物件を売り出す際に設定する価格であり、査定価格と同額にしなくても構いません。
売り出し価格は売主が自由に設定でき、査定価格以上にも以下にもできます。成約価格は契約時点での価格であり、買主との交渉次第では、売り出し価格以下になることもあります。
価格の種類によって違いがあるため、査定価格が売り出し価格や成約価格とイコールではないことは、理解しておきましょう。
訪問査定は申し込み前に準備すべき
訪問査定を行う際には、申し込みの前に準備が必要です。事前準備としては、部屋の掃除や必要書類を揃えることがあげられます。部屋の掃除は汚れやすい玄関周りや水回りを中心に行い、少しでも広く見えるように不要なものは処分しておきましょう。
事前にリフォームをする必要はなく、費用をかけて補修してもその分が査定に反映されないことも多いです。そのため、訪問査定前には、お金をかけずにできるメンテナンスをしておきましょう。物件の詳細な情報をもとに査定額を算出する訪問査定では、次の書類が必要です。
- 登記済権利証
- 間取り図と測量図
- 固定資産税納税通知書
- 実印
- 印鑑登録証明書
- 身分証明書
- 建築確認済証
- 検査済証
- 地積測量図
- 境界確認書
- マンションの利用規約
詳細な必要書類は不動産会社ごとに異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
査定後のしつこい営業電話は断るべき
査定を申し込むと、不動産会社から営業の電話がかかってくることもあります。しつこい営業がある場合は、きっぱりと断ることが大切です。曖昧な返事をしてしまうと、営業がさらにしつこくなってしまうこともあるでしょう。
査定をしてもらったからといって、必ずしもマンションを売却しなければならないわけではありません。査定だけして別の不動産会社を利用することも可能なため、無理な提案に押されて納得できないままマンションを売却しないようにしましょう。
価格を証拠資料として使うなら有料の査定をすべき
マンションの査定価格を証拠資料として使いたいなら、不動産鑑定士による有料査定を利用するとよいでしょう。裁判所や税務署などへの証拠資料として査定価格を提示したい場合は、法的な効力がある書類を作成する必要があります。
不動産鑑定士による査定は数十万円程度の費用がかかり、期間も数週間から1カ月程度かかることが多いです。コストがかかるため、不動産売却では不向きですが、法的な効力のある資料が欲しい場合は、不動産鑑定士に査定を依頼することがおすすめです。
マンションの価格は一括査定で調べる
マンションの価格を調べたい場合は、まずは簡易査定を依頼することがおすすめです。簡易査定によって複数社から査定を受けることで、相場価格の比較がしやすくなり、よりスムーズに売却活動を進めやすくなります。
また、詳細な査定額を調べるには、訪問査定がおすすめです。簡易査定と訪問査定を上手に使い分けて価格を調べ、マンションを少しでも好条件で売却しましょう。